令和2年12月(リモート)定例会
今回もコロナウイルスの影響で、公共施設が使用できなくなったので、リモート(ZOOM)を使用し、実施しました。
今回、参加者は5人と増えました。参加者が前回は少なかったので、需要が少ないのかと思っていましたが、そうでもないのでしょう
話は、雑談が主となりました。リモートでは、顔色が見えないのですが、なんとなく話は楽しんでいただけたと感じております。
リアルで会を開催したいのは、やまやまなのですが、いまの状況が続く以上、リモートとリアルを2本立てにして実施していこうと考えている次第です。
令和2年11月定例会
今回の相談は参加者全員が片付けの悩みが提案されたので、それを中心に話し合いました。
以前この内容で話し合った参加者と今回初参加の方、それぞれが悩みを打ち明けていただきました。
以前話した方に対しては、掃除、整理整頓するきっかけとして、ショック療法たるもの、自分の部屋の状態を知人に見てもらったり、撮影してそれを外部(WEB等)に公開したりすればいいのではとの話になりました。
初めて訪問してきた参加者は、自分のプライベートな事柄(経済状況や他人との接し方等)で悩んでいるらしく、それが部屋の乱雑さに繋がっているのではないかとのこと。
断捨離では、自分の部屋やデスクの状況は精神状態を表す“鏡”だと述べております。
確かに何か物を捨てることは、何事にも執着するASD(アスペルガー)傾向の方にはとても勇気がいることでしょう。
理屈で言えば、たとえば6帖で家賃がひと月3万円のアパートならば、保管している物に1帖分のスペースを取るとして1月5千円、年間6万円がかかることになります。つまり、1年間に一度も使用しなったら、6万円が浪費していることになります。捨てた方が経済的にも効率的だとは一度は考えるのでしょうが、そこが感情ではなかなかうまくいかないのでしょう。
例え捨てても、よほど高価なものでないかぎり、また買いなおせばいいだけの話ですが、“いつか使うときが来る”と未来に対しての不安が絶えずあるもの。
よくたとえにするのが、飛行機に乗るのが怖いという人に、統計上ではバスや船、電車より一番安全性が高いのは飛行機だと言っても、不安や恐怖がなくなる人はそう多くないはず。
不安は感情であり論理的な理屈を述べられても、納得できない典型でしょう。
先ほど述べた断捨離では、自分のまわり、部屋やデスクを整理すれば、頭の中も整理される、つまり形から入るということですが、なかなか実施できないのかもしれません。
また、部屋が乱雑な方は、先延ばしの癖、ADHD的な要素も持っている方も多いことでしょう。
これもまた、先延ばしの理由の一つに完璧なことを目標とししまうと現実とのギャップに嫌気がさしてしまう。
目標は低く、一段一段確実に実施していく方法が現実的かと思います。
令和2年10月定例会
一人目 同僚のことについて、
この方は、はた目からみるとアスペルガー症候群のように感じる(実際は不明)とのことですが、本人曰く幼少の頃は、自分をロボットだと思っていたとのこと。
よく、われわれは動作がぎこちなかったり、表情がなかったり、また、とてつもない言動から、他人から「ロボット」とか「宇宙人」とかと言われたりします。
自分が何者かがわからなくなる、よく、幽体離脱の感覚があると統合失調症の方が言うことがありますが、発達障害の方も同じ感覚に陥ることがあるのでしょうか?
参加者からこのような感覚を客観的に理解できる媒介として映画「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」が挙げられました。一見しておくのもありでしょう。
二人目 支援者の方から、「生きづらさ」はどのようなものがあるかを尋ねられました。
・ミスが多い
・言われたこと(業務命令等)を忘れる
・行間が読めない(冗談が通じない)
・意思が伝わらない
・同時進行(マルチタスク)ができない
・過集中しすぎる、または全く集中できない
・ルールに厳格
・予想外のことが苦手
・イライラしやすい
などが挙げられました。
このなかで“イライラする”ですがこれを放っておくと怒りに変化することがあり、とても危険です。この怒りを制御する、いわゆるアンガーコントロールの方法として
・他人と距離をとる。(心理的にはもちろん物理的にも)
・場所を選ぶ。怒りそうなときその場から離れる
・怒りは頭の中で(妄想で処理する)
・認知行動療法を学ぶ 負の自動思考にならないようにする。
・そもそも他人に期待をしない。期待するから怒りや悲しみが出る
が挙げられました。
この方は医療従事者で、いま後輩の扱い方に困っているとのこと。
この後輩は
①コミュニケーション能力が職場内でも患者に対しても不足している
②治療施術能力が低い。不器用である。
実際にはわかりませんが、この後輩が発達障害ならば、この職を続けていくか否かを考える必要があります。
医療にミスは絶対に許されません。この不足する能力が上達するならば将来性に期待できるのですが、そのままならば、その職を辞することも必要と考えます。指導する立場として、難しい判断ですが、引導を渡す決意が必要な時が来るかもしれません。
9月定例会
1人目 感情の割り切り方
同僚のひとり(A 男性 20代 先輩)に無視されている。あいさつや話しかけても無視される。他の人に対してはそのようなことはないようであるとのこと。
この方は、現在就労移行支援B作業所に通所しているのですが、作業所の指導員は「気にしないほうがいい」とのアドバイスをされました。ちなみにこの人の障害や症状名はわからないそうです。
これに対してのアドバイスとして、Aへの関心の持ち方を考えなおす必要があるのでではないか。?具体的には「そういう人だ」割り切ることが大切なのではとの意見がありました。
このAさんは、作業所内では特に重要人物(インフレンサー)ではないことから、この人に嫌われたとしても、他の同僚にはさほど影響はないと考えられます。
またB型就労移行支援作業所に居た人の経験として、Aさん自身がこの作業所に居ることが納得できていない、受け入れられないでは、との推測もありました。
今後、この相談者がAさんにどのように接していくかとの問いに対し、「無視されても挨拶は続けたほうがいい。返事が返ってこなくても、期待はしすぎないように。」とのこと。つまり必要最低限の挨拶だけは続けるが、それ以上のことは期待しないようにする。
必ずこのような人はどこの職場、組織にもいるから、上から目線で「かわいそうな人だ」と思うことようにしたらいいでしょう。
特に、就労移行支援作業所では、社会常識や意識や一般より下であり、そのレベルに合わせることが普通なので、自分は高い位置にいるとの思いがあれば気にもならないのでは、との経験者の意見でした。
相談者は、学生時代の人間関係の失敗が原因で、考えすぎる傾向になっているとのことですが、ここも我々特有の完璧主義が出てしまっているようです。
人間関係でよく言われるのは「10人のうち、1人が味方、1人が敵、あと8人はどちらでも無い」
ですが、仮にこのAさんが敵だとしても、あとの9人が適正な人間関係だったら良しとする考えも必要でしょう。
二人目 部屋の片付け方・ものの捨て方
どこから始めたらいいか?そして捨てるものをどう選ぶか?
この相談に対し回答として
①ツイキャス配信で自宅を撮影し、リアルタイムで指示を仰ぐ
②定期的に傍観者を自宅に訪問してもらうようにする。
③ラインを使って、傍観者を呼び込む
④写真をとって、周知に見せるようにする。
⑤押入れにあった1年間使わないものは捨てる。
⑥他人に掃除を依頼する。
が出されました。
①~④は、他人に見せる状況を作り出し、動機付けをする、いわゆるショック療法です。
⑤、⑥は、捨てられない、もったいないと思う、その心を捨てるにはどうすればいいか?
思い入れのある仕事の資料が捨てられないものは、ある程度時間が過ぎれば捨てられるのでは。思い入れや執着がなくなれば捨てられる、とのことです。
その執着を捨てるにはどうすればいいかですが
1 箱や袋に入れて、1年間保管しておいて、1年経過したら、箱や袋の中身を見ないで捨てる。
2 他人に掃除を依頼する。
1年間使わなければ、一生使うことはないと判断できるので、そこで、執着がなくなったうちに捨てる。また、執着のない他人に任せる手もありでしょう。
ほかに、なぜごみが増えるか、散らかるかとのそもそもの理由として、最初から収納のできない部屋(狭い部屋 1ルームなど)を選ぶとの意見もありました。
これに関連して、その都度ごみは捨てる。習慣化する、との話がありました。先延ばしにすることが、部屋が散らかる原因の一つですから、毎朝何時からとか、毎週何曜日とかに決めて掃除をすることも重要でしょう。
3人目
知人で字の汚さ、判別できないくらい人がいるが、それをどのように直せばいいか?とのこと。
LDなのではないか?との疑問が出ますが、それに対して実際にどのようなことをしたらいいかとの意見に対して、就労移行支援事業所では、訓練して修復した経緯がある。と答えた人もある一方で、一般的なペン習字を習ったけれど効果はなかったとの話もありました。
4人目
同僚の男性のことだが、①融通が利かない。何かの作業をする際に、手続きを簡略したりするとそれに対しいろいろ注釈をする。②静寂のバスのなかで大きな声で挨拶したりする。(空気を読んでいない)
①は、厳密な対応しかしない。アスペルガーの特徴でしょう。相談された方は、昔は許されなかったが、いまは許容できるようになった。と話していました。周囲の理解が得られたとのこと。
ただ、自分の正義を押し付けている。白黒をはっきりさせなならないところがある、となると幼児性が残っているとも思われ、自分に酔いしれていると思われることもあるので、注意が必要でしょう。パーソナリティ障害でもこのようなことが見られるので、この男性は発達障害かパーソナリティ障害かはわかりませんが、自分の姿だと思って律していくことも必要でしょう。
9月定例会
1人目 感情の割り切り方
同僚のひとり(A 男性 20代 先輩)に無視されている。あいさつや話しかけても無視される。他の人に対してはそのようなことはないようであるとのこと。
この方は、現在就労移行支援B作業所に通所しているのですが、作業所の指導員は「気にしないほうがいい」とのアドバイスをされました。ちなみにこの人の障害や症状名はわからないそうです。
これに対してのアドバイスとして、Aへの関心の持ち方を考えなおす必要があるのでではないか。?具体的には「そういう人だ」割り切ることが大切なのではとの意見がありました。
このAさんは、作業所内では特に重要人物(インフレンサー)ではないことから、この人に嫌われたとしても、他の同僚にはさほど影響はないと考えられます。
またB型就労移行支援作業所に居た人の経験として、Aさん自身がこの作業所に居ることが納得できていない、受け入れられないでは、との推測もありました。
今後、この相談者がAさんにどのように接していくかとの問いに対し、「無視されても挨拶は続けたほうがいい。返事が返ってこなくても、期待はしすぎないように。」とのこと。つまり必要最低限の挨拶だけは続けるが、それ以上のことは期待しないようにする。
必ずこのような人はどこの職場、組織にもいるから、上から目線で「かわいそうな人だ」と思うことようにしたらいいでしょう。
特に、就労移行支援作業所では、社会常識や意識や一般より下であり、そのレベルに合わせることが普通なので、自分は高い位置にいるとの思いがあれば気にもならないのでは、との経験者の意見でした。
相談者は、学生時代の人間関係の失敗が原因で、考えすぎる傾向になっているとのことですが、ここも我々特有の完璧主義が出てしまっているようです。
人間関係でよく言われるのは「10人のうち、1人が味方、1人が敵、あと8人はどちらでも無い」
ですが、仮にこのAさんが敵だとしても、あとの9人が適正な人間関係だったら良しとする考えも必要でしょう。
二人目 部屋の片付け方・ものの捨て方
どこから始めたらいいか?そして捨てるものをどう選ぶか?
この相談に対し回答として
①ツイキャス配信で自宅を撮影し、リアルタイムで指示を仰ぐ
②定期的に傍観者を自宅に訪問してもらうようにする。
③ラインを使って、傍観者を呼び込む
④写真をとって、周知に見せるようにする。
⑤押入れにあった1年間使わないものは捨てる。
⑥他人に掃除を依頼する。
が出されました。
①~④は、他人に見せる状況を作り出し、動機付けをする、いわゆるショック療法です。
⑤、⑥は、捨てられない、もったいないと思う、その心を捨てるにはどうすればいいか?
思い入れのある仕事の資料が捨てられないものは、ある程度時間が過ぎれば捨てられるのでは。思い入れや執着がなくなれば捨てられる、とのことです。
その執着を捨てるにはどうすればいいかですが
1 箱や袋に入れて、1年間保管しておいて、1年経過したら、箱や袋の中身を見ないで捨てる。
2 他人に掃除を依頼する。
1年間使わなければ、一生使うことはないと判断できるので、そこで、執着がなくなったうちに捨てる。また、執着のない他人に任せる手もありでしょう。
ほかに、なぜごみが増えるか、散らかるかとのそもそもの理由として、最初から収納のできない部屋(狭い部屋 1ルームなど)を選ぶとの意見もありました。
これに関連して、その都度ごみは捨てる。習慣化する、との話がありました。先延ばしにすることが、部屋が散らかる原因の一つですから、毎朝何時からとか、毎週何曜日とかに決めて掃除をすることも重要でしょう。
3人目
知人で字の汚さ、判別できないくらい人がいるが、それをどのように直せばいいか?とのこと。
LDなのではないか?との疑問が出ますが、それに対して実際にどのようなことをしたらいいかとの意見に対して、就労移行支援事業所では、訓練して修復した経緯がある。と答えた人もある一方で、一般的なペン習字を習ったけれど効果はなかったとの話もありました。
4人目
同僚の男性のことだが、①融通が利かない。何かの作業をする際に、手続きを簡略したりするとそれに対しいろいろ注釈をする。②静寂のバスのなかで大きな声で挨拶したりする。(空気を読んでいない)
①は、厳密な対応しかしない。アスペルガーの特徴でしょう。相談された方は、昔は許されなかったが、いまは許容できるようになった。と話していました。周囲の理解が得られたとのこと。
ただ、自分の正義を押し付けている。白黒をはっきりさせなならないところがある、となると幼児性が残っているとも思われ、自分に酔いしれていると思われることもあるので、注意が必要でしょう。パーソナリティ障害でもこのようなことが見られるので、この男性は発達障害かパーソナリティ障害かはわかりませんが、自分の姿だと思って律していくことも必要でしょう。
8月定例会
一人目
①他人の眼が気になる②自責の念が強く、自己肯定感が低い③親に依存している
この三点が今の悩みとのこと
全体に共通する対策として考え方の改善が挙げられました。
幅広く考えるくせをつける。鬱状態であるとどうしても、視野が狭くなります。そして視野がせまくなると、悲観的、ネガティブな思考に陥ってしまう傾向があります。
このネガティブをポジティブに考える癖をつける手法として「三行日記」たるものがあります。
詳しくはネットで検索していただければわかりますが、今日起きたことうち嬉しかったこと、良かったことを三項目書くものです。
このように書くと「いや良かったことなど一つもない」と反論されそうですが、当たり前にしていること「ごはんが食べられた」、「今も生きている」でいいのです。
以前にあるラジオのMCが「幸せ感じ上手」との言葉を喋っていましたが、それと共通する部分もあると思います。
①人の目線が気になる
②自責の念 については、これらに対し、幅広く考える手法として、「認知行動療法」が挙げられました。
詳細説明は省きますが、特に我々は「0か100」「白か黒」思考に陥りやすいのですが、その考えを矯正するものです。
悲観的になり「この方法しかない。これしかない。だからもう万事休すだ。」と考えるのではなく、「この方法の他にいくつも方法がある」と導きだせればよいのではないでしょうか。
③親に依存している
は、目標をつくる。そのためには自分の状況を書き出して、不安や恐れをひとつづつ消していく方法があると考えられます。
この不安を消すことの作業として、家の中を片付ける、いわゆる断捨離をするとの意見がでました。
こころの迷いは部屋に現れるといわれます。われわれは掃除や整理整頓が苦手なので、自分でできなければ、他人に頼む。ホームヘルパーを使う手もあるとの意見がありました。
また、③親に依存しているのは、他に会話できる人がいないと依存していくとので、他人と話す機会をつくる。具体的には、コミュニティ、サークルなどに加入してみてはとの意見がありました。
二人目
今後の会の運営についての提案
コロナウイルス禍は、札幌市内ではある程度落ち着きは取り戻したようですが、今後どうなるかの予測はつきません。また公共施設が使用できなくなることも予想できます。そのためにリモート会を活発化したらどうかとの意見がありました。
先月に1回実施しましたが、参加者は2名だけでした。まだまだ宣伝が足りないのか?それともパソコンやスマートフォン越しの会話はまだ抵抗がある人が多いのか?問題はまだまだありますが、リモート会議の利点のひとつに、場所を選ばないことがあげられ、遠方からの参加もできることで、いままで参加できなかった人が参加する機会を多くすることができます。
参加の機会が増えれば、会としても活気や様々な意見を聞けることとなるので、リモート会議もリアルの定例会と併行して実施していこうかと考えております。
令和2年7月定例会
と き 令和2年7月20日(日)18時00分~
リモート会議
今回は、コロナウイルスの影響により、会社の会議や、個人での飲み会にも使われているリモート会議というものを初の試みとして実施しました。
このリモート会議は実際の話し合いよりも
①相手の表情が見えにくい
②通信の特性上、タイムラグが生じるので、話のタイミングが合わないこともある。
との意見も前回の定例会参加者からは出ましたが、このリモートでの利点として
①ストーカーやナンパのリスクが限りなく少なくなる。
当事者会の共通の悩みとして、参加する女性に対して、しつこくデートを誘ったり、帰り道につきまとうなどの事例が聞かれることがあり、当会でも、実際にナンパ行為を実施した人間を出入禁止にした事例があります。
その他、様々な問題行動を起こす人間がいますが、そのような人間に直接会うことがないのは、安心して参加できるのではと思います。
②時間の制限が緩和される。
今回、日曜日の夜間に実施しました。実際に会議を実施する場合、この時間帯は公共の施設は借りられません。また、私の日程と、公共施設が借りられる日程を見つけるのは意外と大変なのですが、日程決定をスムーズにできます。
また、当会は、仕事をしている方がほとんどなので、決定した日程に参加できないことも多々あると思いますが、多くの方が参加しやすいように、今後は深夜の日程(午後9時から開催など)の実施も考えていきたいと思います。
③遠方の方とも、話すことができる。
私の知っている限り発達障害の自助会が存在する北海道の自治体では、札幌市、帯広市、函館市、室蘭市、釧路市です。ほかの市町村でも存在するかもしれませんが、当事者会の無いところに住んでいる方はたくさんいると察しできます。
そのような方に、この当事者会に参加する機会を設けたいと思います。
余談ですが、もし、活動をされている方が、このHPをご覧になっているのならばご連絡ください。相互リンクを張らせていただきたいと思います。
さて、今回、参加された方は1名のみで、常連の方だったので話した内容は、雑談になりました。時間帯としても、日曜夜、午後6時となると、“サザエさん症候群”が現れて、なんとなく憂鬱な気分となるものです。そのような時間帯にまったりと話すのもありかなと感じた日でした。
今後、このリモート定例会は、不定期ですが、機会を見て、開催したいと思っています。
令和2年6月定例会
と き 令和2年6月27日(土) 18時10分から
ところ 札幌市中島体育センター 2階講堂
今回は、久々の札幌市中島体育センターをお借りして実施しました。広い講堂をお借りしたので、三密は防ぐに適切な場所だと考え実施した次第です。
一人目
不安障害を持っている。自分の感覚としては、やることすべてがうまくいかないようだ。学生時代には、スクールカウンセラーにも同じようなことを言われたとのこと。
これの質問に対して、参加者からは俺の方がもっとすごいと思うが「不幸自慢」になってしまうのでやめておく。意見として、すべてと言っても、100のうち1ついいことがあれば良しとする。
以前ラジオのMC(STVの日高吾郎だったはず)が言っていた「幸せ感じ上手」になるのがいいのではないか。
私のアドバイスとしては、全てをネガティブに考えてしまう「自動思考」になってしまっているのでなないか。“全て”とは一般化したり100でなければ0であるとの考え方に陥っていることです。
認知行動療法にもありますが、このような考え方(癖と言ってもいいでしょう)を変えることが必要と言えます。
もうひとつ、似た意味で「三行日記」。これは今日起きたことで良かったを三項目書く、それを続けることです。こう書くと、「今日は何もいいことなかった。書くことなんか何もない」などと言われそうですが、その時は「ごはんが食べられた」「今も生きている」と書けるでしょう。
世界を見渡せば、戦争や貧困などで明日の生命も危ぶい人間がいるなかで、この日本に住んでいること自体が幸せと感じるべきと言うことでしょう。このようにしてポジティブな考えに導く癖=自動思考を身に付けておくべきでしょう。
二人目
薬について、現在医者に勧められているものがあるが、まだ処方には至っていない。どのような薬を服薬して、その結果、どうなったのか教えてほしいとのこと。
まず私の経験から。ADHDに効果があると言われている①コンサータ②ストラテラ
どちらも半年近く服薬したが効果はなく、副作用(胸やけやげっぷなど)があったのみだった。睡眠薬については、以前の医者の調合したのには合うのがなかったが、今の医者が処方した薬にしてからは、睡眠がとれるようになっている。
参加者からは、ストラテラについて、服用前は、頭の中で音楽が鳴っているようだったが、それがピタっと止まったとのこと。劇的に効果がある人もいれば、別の参加者から先ほどの睡眠薬の例など、全部試したが全く効果がなく、市販のサプリメントのほうが良かったとの話もありました。
薬の効果は人それぞれであるから、主治医と相談して決めるという王道、それに反するならば多少のリスクはありますが自分で民間療法を試す方法を選択することでしょうか。
三人目
このコロナ禍の影響で、自分の仕事がこれからどうなるか心配だが、それがわかる方法はないかとのこと。
自分の上司などに聞いてみるのも手ですが、果たして正直に答えてくれるか?の疑問があります。
会社自体に問題が生じている場合、職場内に何か変化が出て来ると言います。例えばオフィス内やトイレが清掃、整理整頓されていなくなったり、社員が沈んでいる表情であったり。
ただ、これらは、いわゆる“空気”であり、我々が察知するのが苦手な分野なので、ここから判断するのは難しいといえるでしょう。
分かりやすい例では、本当に財政上危機になると経理関係の職員が退職するとのこと。
不況になるとどうしても会社内や周りに対して疑心暗鬼になってしまいますが、最悪の想定だけはしておいた方がいいのではとの意見もありました。
四人目
コロナ禍でみんなの気持ちがどのようなものかを聞きたいとのこと
その参加者は趣味の野球観戦が中止なりイライラしたとのこと。ほかの参加者は自粛で外出が出来なくなり、その分寝る時間が多くなった。また、リアルで友達に会えなくなり、鬱気味になった。
その一方で、元々引きこもりの気質なので苦痛は感じないという参加者もいました。
私は、ADHDなので本来じっとするのが苦手な性分ゆえにこの外出するな、家から出るなはかなり堪えました。しかも同時期に家のWi-Fiルータが故障してネットが繋がらなくなったのが二重の苦痛となりました。
私は、普段はネットのオンラインゲームは実施しないし、ネット配信の映画も見ない、ユーチューブやHPを見るだけのライトユーザーだと思っていましたが、それでもネット環境が遮断されるのはとても辛いと感じていました。
その他
会社内会議や様々な当事者会でリモート会議、また個人の間でリモート飲み会を実施している状況であります。
わが会も、このような世間の状況から、ZOOMで実施みようと、デモンストレーションを実施しました。今後実施するかもしれませんので、参加をよろしくお願いします。
このリモート会議は、「表情がわかりずらい」「会話にタイムラグが生じるので話しづらい」などの欠点がありますが、当事者主催側としては、ナンパやストーカー被害が出にくいなどの利点もあります。
リアルかバーチャルか一長一短はそれぞれあると思いますが、色々な方法を試していけたらと考えています。
令和2年5月定例会
3月、4月とコロナウイルスの影響で中止を余儀なくされ、久々の開催となりました。
一人目
○コロナウイルスの影響は他の人のようなものか
コロナウイルスの影響がいたるところの職場で蔓延しているようです。
参加者に聞いたところ、5月末まで休業し 給料も半減しているとか、やはり大変な状況がつ続いているようです。
外出自粛で家にいてもすることがない、私などは特にじっとしているのが苦手なADHDなので、とてもつらい状況が続いています。
通常の休暇ならば、どこかに行ったりするのですが、いかせんこのような状況ではどこにいっても店は休業しているので、どこにも行けないところが苦痛です。
二人目
○憎しみの制御をどうしたらいいか。
同僚がいるが、他人ののプライベートを聞いてくる。家の車は何色などから、身内に不幸があったときにそのときの気分などを根掘り葉掘り聞いてくる。その人は知的障害が入っているかも?とのこと。
注意したいが、相手は年齢は下だが、職場では先輩とのこと。
それに対しての対処としては、
①逆質問をする。
②頓珍漢な、的外れな答えをあえてする。
この方は怒りというよりも復讐心がふつふつわきあがるとのことですが、怒りはぶつけないほうがいいとの意見は一致しました。我々は、小さなことでも根に持ち、それが溜まりにたまって爆発する。相手方はなぜ怒っているかわからない。本当に小さなことですから、しかも数ヶ月も前(ことによっては何日か前)のことなど忘れていることを怒り出すものだから、”突然キレル奴”と思われてしまいます。
損するのは自分なのだから、ここは自分のためだと思ってぐっとこらえるべきでしょう。
三人目
仕事のペースが遅い。
自覚していることととして(必要以上に)丁寧にやってしまう。それでいて 急いでやるとミスをする、とのこと。
ペース配分がわからない。との話もありました。
原因として考えられることは、全体が見えていない、局部しか見えていないのではないか。つまり視野が狭い
とのことで、ビジョントレーニングをしたらどうかとの意見がありました。また、計画を細分化したら時間管理がしやすいいのでとのことでした。ビジネススキルでも、スケジュール管理するにはどうすればいいか同じ手法がありますが書かれているので、参考になる部分もありますので、読んで置くのもありでしょう。
四人目
覚えが悪い。職場でも会話が成り立っていない。また文章(様々な取り扱い説明書など)が読めていないとのこと。
相手が話している内容が理解できないのは我々の特徴としては
①短期記憶が容量が少ないから、話終わるまでの内容の前半部分が忘れている
②頭の回転が遅い、情報処理が鈍いから、言葉がイメージングできない
脳科学的な分野からこの脳力を鍛えるのがいいのでしょうが、どのような鍛え方があるのか?巷にある脳トレで効果があるのか?正直専門分野になると勉強不足で申し訳ありませんがわかりません。